アメリカに進出する日本の最先端ロボット at CES 2020

今年1月にアメリカ、ラスベガスで行われた、CES2020に仕事の関係で行ってきました。

CESとは、

『INTERNATIONAL CES(consumer electric show)』は家庭用エレクトロニクス分野で世界最大の国際見本市で、世界中から企業の経営者、小売店のバイヤー、コンテンツ・プロバイダー、エンターテイメント業界関係、投資家、技術者、政府関係者、メディアなど約140カ国から10万人以上の人が集まります。最新のテクノロジーの総合見本市として位置づけられるようになりました。業界関係者にとって「CES」は業界のリーダーやビジネスパートナーに出会える絶好のイベントです。

HIS INTERNATIONAL CES 2020

こちら公式日本語ページです。

世界中の企業が参加していますが、今回注目したいのは、JETROが主催した。J-StartUpです。J-StartUpとは、JETROが日本のスタートアップ企業を集めて、CESにブースを出したのです。J-StartUpとして29社が出店しました。

J-Startup

個人的に注目したのは以下2つです。

LOVOT – ラボット

ロボット型ペットです。

LOVOT

顔認証、音声認識はもちろん、サーモグラフィー障害物検知などのセンサーが搭載されています。

視線の動き、瞬きの速度、瞳孔のひらきまで緻密に設計されて、10億通り以上の表情ができるそうです。

アメリカ人レポーターに抱きかかえられて、眠るラボット

一番すごいと思ったのは、顔認識で、人の顔を覚えて、一番可愛がってくれる人を認識してくれるんです。

実は、ブースの近くにずっといた私は、ラボットが可愛すぎて、すぐ可愛がっていたら、何もしていないのに、寄ってくるようになったんです!寄ってきて、バンザイして抱っこをせがってくるんです。もう、可愛くて仕方ありませんでした。

ハッキリ言って、J-StartUpの中で、一番人気だったんじゃないかと思います。世界各国の人が共通で、かわいい!と思ったのでしょう。

ブースの人に話を聞いたら、デザインをすごくこだわったそうです。世界共通でかわいいと感じる型、目、大きさ、動きなどかなり研究したそうです。

公式サイト:https://lovot.life/

AOI ERICA

日テレアナウンサーとしても有名な、アンドロイド・アナウンサーです。

アオイエリカ

もう、人間そっくりです。

扱いは、新人アナウンサー以上です。

衣装担当、メイクさんまでついてます。

J-StartUpの入り口にいて、通る人の注目をがっちり集めていました。

もちろんエリカは英語ペラペラ。

現在はまだ日本語と英語のバイリンガルですが、今中国語を学習中だそうです。

ラボットと同じく顔認証と、ヒューマン・トラッキングで目の前にいる人を目と体でちゃんと追ってくれます。

テキスト・トゥー・スピーチで、与えた原稿は一字一句間違える事なく、正確に声に出して読む事ができます。逆も同じで、聞こえた声をテキストにし、理解し、応答する事ができます。

すごいですよね!

なにより、人間に近い見た目が一目を引いていました。

怖がる人もいました。

エリカのエンジニアの人曰く、日本人とドイツ人などヨーロッパ系の人の方が人間型のロボットをすんなり受け入れる事ができるそうです。

多分、日本は日本人形、ヨーロッパもヨーロッパ人形が昔からあって、アメリカ人などよりは親しみがあるのかもしれないと言っていました。

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