カトリック教徒のAsh Wednesday?

2020年2月26日(水)にマンハッタンで地下鉄に乗っていると、額に黒い絵の具の様なものでマークを付けた人を見かけました。
最初は、おでこに大きなシミがある人かな?と思ったのですがその後何人も見かけて気になっていたところ、アメリカ人の友達から今日はAsh Wednesdayだけどお肉食べちゃったよ!とメッセージが?
そこで、Ash Wednesdayについて気になったので調べてみました。

【Ash Wednesdayとは?】

日本語では灰の水曜日と言う様ですが、日本人にとってはあまり聞きなじみのない言葉ですね。
Wikipediaで調べてみると下記の説明が載っていました。

この日の典礼では、前年の枝の主日聖週間の初日となる主日、すなわち復活祭の1週間前)に使用された棗椰子(なつめやし)または棕櫚(しゅろ)の枝(北方地域では猫柳(ねこやなぎ)が使用される)などを、最近では3日前の日曜日に不要になった木製の十字架などを集めて、燃やした灰の「祝別式」と「塗布式」が行われる。
祝別式とはこの灰を前に神に祈り、聖別することを指す。塗布式とは灰の水曜日のミサ(礼拝)で、司式者が信者各自の額に灰の十字を記し(塗り付け)、例えば聖公会では司式者が祈祷書にある「あなたはもともと土から生まれたので、まもなく土に返る。[1] だから罪を悔い改めて、イエスの教えに立ち返りなさい。」(英語祈祷書p. 265では単に「Remember that you are dust, and to dust you shall return.」)といいながら祈ることを指す。この儀式後、各信者は額に灰の十字を付けたまま教会から出て、外を歩き、通常(しばらくは)額に記された十字を自ら拭い去ることはない。

wikipedia.

私が実際に見た十字架の印は、正直十字架には見えず親指でこすりつけた様な痕でした(笑)
今回Ash Wednsdayについて初めて聞き、初めて十字のマークを付けた人を見ました。日本に住んでいる時は宗教など意識する機会が少ないですが、ニューヨークでは色々な文化や宗教を身近で感じることが出来ます。

【当日はお肉禁止?】

私の友人が言っていたので気になって調べてみたところ、一応カトリックの人はAsh Wednesdayの当日はお肉を食べてはいけないようです。友人の同僚はきちんとルールを守って、お肉抜きのメニューをオーダーしていた様です。
ただ、本人次第でルールを気にする人と気にしない人がいるようです。
またイースターまで、毎週金曜日もお肉が禁止となるようです!

ニューヨークは人種のサラダボウルと言われる通り、本当に色々な人種の人が住んでいます。またベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーなど個人の体質や考えに合わせて色々なメニューが揃っているのもニューヨークならではでしょうか?
日本に居ては知らない宗教上のルールやその国の人が守っている文化など、まだまだ知らないことが多く新しいことを知るたびに驚きが多くあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA