NYのコロナの状況(4/12)

ニューヨーク州では1日のコロナウイルスによる死者数が780名を超えてしまいました。日本よりも規制が厳しく、危機感を持ってる人が多いニューヨークの状況をお伝えします。
個人的な意見も含んでしまうのですが、実際に住んでいて感じる事などを共有できればと思います。

①【外出規制(ロックダウン)】

3月から既に始まっているロックダウンですが、引き続き不必要な外出は禁止されています。
Essential Workersと言われる、医療関係者や食品関係や薬局など皆の生活に必要な仕事をしている人以外は在宅勤務が求められています。電車に乗っていてもかなり乗っている人数は減っています。
乗っている人種もいつもと違い、黒人の方やヒスパニック系の人が多く乗っています。
色んな人種の人が住んでいて、普段は人種差別を受けることもなく外国人として扱われることも少ないニューヨークですが、今回やはり人種によって色々な差が出るのだと感じました。
在宅勤務が出来るホワイトカラーの人はやはり白人が多いというのが現実なのでしょうか?またアジア人もほとんど見かけません。
コロナに関して敏感に反応しているのがアジア人の人が多い気がします。アジア系のスーパーやレストランはお店を閉めているお店も出ているので、外出をしない様にしているのかもしれません。

私の周りは、1週間に1度買い物に行く程度の外出しかしていないのですが近所を歩いていると、ジョギングや犬の散歩、親子で散歩をしている姿を結構みかけます。
健康のための運動などは許可されているので注意をしながら、気分転換をしている人も多いです。

②【ソーシャルディスタンス】

日本でも使われているキーワード「ソーシャルディスタンス」ですが、ニューヨークでは殆どの人が守っていると思います。
スーパーに入る時も、6ft(1.8m)の距離を空けて並びます。またお店に入れる人数も制限されており、お店の中できちんと距離が保てる様に管理されています。
並んでいると必ず1,2人は並んでいることに気づかずにお店に入ろうとして注意されています。
小さいお子さんがいる人やお年寄りの人は大変だな。。。と思います。一部のお店では朝の1時間は妊婦さん、お年寄りの人のみの時間を設けているお店もあります。

近所では、警察官が取り締まりをしていました。ルールを守らずにソーシャルディスタンスを保てない人は罰金?注意だけ?を受ける程、厳しく管理されています。

私は仕事内容上、在宅勤務が出来ずに電車で通勤をしていますが電車を待つ時も距離を保ち、席に座る時も離れて座ります。
同僚と一緒に電車に乗る時も離れて座っています。

道を歩いていて、人とすれ違う時は隅に寄って近づかない様に気を付けて歩いています。避けられている気がして悲しいですが(笑)とても大切なことです!
自分がかからないために、自分が相手にうつしてしまわない様に。

近くのスーパーに入るのに人数制限で並びます。
近所のチーズ屋さんは2人しか入れないので並んでいます。

③【マスクは必ずつけなければいけない?】

以前の記事でも書きましたが、ニューヨークではアジア人以外は普段マスクを着けることはなかったのですがNYでは外出時にマスクを着けることが義務付けられました。
今までは感染した人が広げないために、マスクを着用する様にと言われていたのですが状況が変わり、予防のためにもマスクを着ける様にとなりました。
しかし医療用のマスクは買わないように!と言われており、一般の人が外出する時はバンダナなどの布でいいので顔をカバーする様にと言われています。
なので、ニューヨークでも手作りのマスクやバンダナを使っている人を多く見かけます。
未だにお店にはマスクは売られておらず、皆オンラインで購入している様です。

最近では、マスクをしていない人は店に入らないで!と看板を出しているお店を見かけます。従業員を守るのに大切ですね。
日本もお客さんだろうが必要なことはキチンと伝えられる環境になればいいなと思います。

④【毎晩7時に医療従事者の人へ感謝の拍手】

イギリスから始まったのですが、大変な状況の中で必死で働いている医療従事者の方へ感謝を伝えるために7時から1分ほど、拍手をしたり、鍋をたたいたり、叫んだりと外が賑やかになります。
皆のために働いてくれている人だけでなく、自分自身も楽しい気分になれるので日本でも広がればいいなと思います!
一人暮らしで落ち込んでる人も多いかもしれませんが、窓から外を見るとたくさんの人が同じように窓から顔を出しているのを見ると皆大変だけど頑張ってるんだな!自分ひとりじゃない!と思える様になります。
ただ、日本でやると近所迷惑だと怒られそうです(笑)

オンラインや家族等の情報でしか、日本の様子は分からないのですが危機感がニューヨークに比べてかなり低い様に感じます。
多くの人が電車でまだ通勤をしている事や、レストランも時間の制限があるとは言え営業をしている事がこちらにいると信じられません。
検査の件数が少ないと海外から指摘をされている日本ですが、病院がパンクしないためにはいい案なのかとも感じます。また普段からマスクをしたり手洗いをする習慣のお陰で海外に比べて予防が出来ているのもあるのでしょうか?
であればその点は海外からもっと評価をして欲しいですね!
ただ検査数が少ないことにより感染者数が少なく見えてしまうので、日本に住んでいる人は危機感が薄れてしまっている様にも感じます。
ニューヨークに住んでいる立場から日本の状況を見ると、自分の周りは全員感染者ではないか!?と言う位の危機感を持って行動してもらいたいなと思います。

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